阿比留さんの以下のエントリーについて。
http://abirur.iza.ne.jp/blog/entry/1219652/
民主党が選挙の時にはマニュフェストから隠していた、外国人参政権について、早速具体的な話が出てきたという事のようです。
このエントリーに付いた一部のコメントやTBに、民主党を支持した人たちや、政権交代を望んだ人たちへの批判、あるいは責任を指摘するようなものが有りました。
私が受けた印象の通りに言い換えれば、「だから民主党なんてダメだって言ったんだ! こうなるのは判りきっていたのに、自民党を下野させろと言ってた連中は、どう思っているんだ?」ということでしょう。
こうした指摘に対して答えている人が見当たらなかったので、ここで答えてみようと思います。
私は民主党を支持した事は有りませんが、自民党を下野させるべしと選挙前に書いて来ましたので、答える義理は有るだろうと思うからです。
まず誤解を避ける為に簡単に書いて置けば、過去のエントリーでも再三書いてきたように外国人参政権には100%反対ですし、在日朝鮮・韓国人に対する特別扱いを撤廃すべきだと思っています。
また彼らが、戦後に構築してきた虚構と暴力による利権も、徹底的に排除すべきだと主張して来ました。
ならば、こうした民主党の動きに対して、やっぱり「自民党を下野させよ」と考えたのは間違いだったと思っているかといえば、全くそうは思っていません。
民主党が外国人参政権を始めとして、国民の安全と繁栄に反する多くの事をするだろうと理解した上で、自民党を下野させるべきだと主張して来たからです。
そうした民主党の危険性を知りながら、なぜ政権交代を主張して来たのか、以前にも書いたことですが、それを整理して最初の指摘に対する答えとします。
第一に、
自覚症状の無いガンよりも、強烈な痛みを伴う怪我の方がマシだと思うからです。
選挙前の自民党政権が続いたとすれば、日本は緩慢な死を迎えたと考えます。
それは数字やデータではなく、国民を覆っていた閉塞感こそが、その証拠です。
だからこそ多くの人は変化を望み、民主党の政策よりも政権交代を支持したのです。
このままではダメだ、何かを変えなくてはいけない、国民の多くは本能的に緩慢な死の危険に気付いていたのではないでしょうか。
民主党が大勝に浮かれて、とんでもない政策や法案を進めれば、それは明白な選択になり、激しい対立点になります。
結果的に、たとえば外国人参政権が成立しようと、その事によってハッキリと危機感を覚える人が、今よりも遥かに多く現れるでしょう。
緩慢な死は、自分が死んでいくことも気が付かない内に訪れ、何も出来ないままに終わりを迎えます。
しかし、目を逸らしようも無いほどの痛みは、なんとかしなくてはならないという強い思いと行動を呼び起こします。
日本人が現実に目覚める為に、北朝鮮のミサイルが何発か打ち込まれれば良い、そんな事を言う人さえ居ますが、それに較べれば外国人参政権問題で多くの人が危機感を持つ方が良いに決まっています。
ミサイルで死んだ人は取り返しが付きませんが、法律ならばいつかやり直す事が出来るからです。
第二に、
自民党であれば、外国人参政権などのような問題は出なかった、とは到底思えないからです。
阿比留さんのエントリーによれば、「民主党内で外国人参政権付与に「まったく反対」の人は32人しかいない」のだそうですが、では自民党には何人いるのでしょう?
以前にざっと調べた範囲では、たしかもっと少なかったように記憶しています。
阿比留さん自身、過去のエントリーで、福田政権が続いていたら外国人参政権も成立したかもしれない…、というような趣旨の事を書かれていたはずです。
長年に渡って中国・韓国・北朝鮮と利権で繋がり、莫大な金や技術・物資を出して来たのは自民党政権です。
国籍法改正をあっさり成立させた自民党が、こと外国人参政権だけ断固として防ぐなどと、いったい何をもって信じろと言うのでしょう。
戦後の温室の中で、世界の現実を見ることなく内向きに暮らしてきた日本人は、もう目を覚まして周りの世界と自分が置かれた状況を直視する必要があります。
目を覚ますには、痛みが不可欠なのです。
そういう意味で、民主党には、誰もが呆れ返る様な無茶苦茶をどんどんぶち上げて貰って、用が済めば退場して頂くというのが、現実にある選択肢の中で一番マシなものだと考えています。
自民党が混乱の後に崩壊し、民主党の異常な政策に危機を感じた人たちが新しい党を作ったり、あるいは「みんなの党」へ合流したりしながら、過去の戦後利権構造に縛られた政治から脱却して、新たな選択肢を作り出してくれるならば政権交代は国民にとって大きな利益になるはずです。
逆に、この期に及んでなお、過去の自民党に縋り、意味の無い争いを続ける議員こそ、国賊の名で呼ぶべき人たちでしょう。


by Bero
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